塩分と血圧の関係

日本人は塩分の摂取量が多いと言われています。

 

約50年前は、日本の北部では食塩摂取量が1日30g近くもあり、高血圧の有病率は非常に高い状況でした、日本の南部でも食塩は15g程度ありました。

 

WHOでは減塩に対する推奨事項として、成人1日あたり5 g(小さじ1杯)未満を推奨しています

日本人にとっては減塩はなかなか難しい取り組みです。

 

本当に減塩は効果的なのでしょうか。

 

今回のシステマティックレビューでは133の研究で12,197名の参加者を解析しています。

 

24時間尿中ナトリウムの排泄量が130mmolの場合は

収縮期血圧で4.26mmHg
拡張期血圧で2.07mmHg

低下し、

24時間尿中ナトリウムの排泄量が50mmol減少するごとに

収縮期血圧で1.10 mmHg
拡張期血圧で0.33 mmHg

低下しました。

 

これは高齢者、白色人種以外、収縮期血圧が高い人でより効果的でした。また15日未満では、より長い期間で見られる効果の半分以下でした。

 

年齢を重ねると動脈硬化により、血圧も上昇しやすくなりますが、その対策としてやはり減塩は有効のようです。

 

調理法を工夫することで、味気ない料理にならないようにすることもできます。
血圧が高くなってきたという方は、まずは減塩を心がけてみてください。

 

さらに効果的になるように漢方でサポートすることもできますので、ご相談ください。

 

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