嗅覚障害

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

コロナ感染後の嗅覚障害での漢方相談がまた増えている印象です。

 

匂いを感じる嗅神経細胞は匂いを感じると、その刺激は電気信号となり「嗅球」という場所へ伝わります。嗅神経細胞は傷ついても再生可能ですが、嗅球がダメージを受けると不可逆的な嗅覚障害が残る可能性が指摘されています。

嗅覚障害<相模原 漢方 鍼灸 接骨 タナココ>

嗅覚障害ガイドラインより引用

嗅覚障害には色々なタイプがありますが、治りやすいものと治りにくいものがありますので、嗅覚に違和感を感じたらできるだけ早く相談してください。

 

嗅覚障害の相談で、そのうち治るだろうと1年近く何も対策をせずに放置していたケースもあり、そのようなケースではすぐに自覚症状を改善させるのは難しくなります。

 

神経細胞の再生を促すような漢方処方も考えられており、動物実験においては嗅球内の神経成長因子(NGF)が増加したとする報告もあることから、西洋医学的な治療と合わせて行うことで症状の改善のサポートができると考えていますが、服用は早い方が効果的ですし、神経の再生には時間がかかるので、ある程度長期間服用する必要があります。

 

また最近では、嗅覚トレーニングが有効だとする報告もあります。

嗅覚トレーニングは、朝と晩の1日2回、レモン・ユーカリ・バラ・クローブ(チョウジ)のにおいエキスを嗅ぐというものですが、意識して匂いを嗅ぐことが重要で、そのことが神経細胞の再生を促すと考えらえています。

手元にこれらの香りがなければ、匂いの異なるもので代用しても良いようです。漢方で治療されている方には、香りの強い生薬や、ハーブティーで使用する材料を差し上げてトレーニングに使っていただいています。

 

少しずつ「匂い」が感じられるようになってきたという方もおりますので、漢方の治療と合わせて試してみてください。

 

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