こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
季節の始まりである「春」の養生はこれからの１年で大切な時期です。健康は「春」から始まります。
人は自然の一部ですので、自然との調和が大切と中医学では考えます。春は五臓で「肝」の季節で、「肝」は草木とその性質が似ていて、草木が芽吹く季節にその働きも活発になります。
そのため「春」の養生は「肝」のケアが重要となります。
「肝」に蓄えられている「血」が不足しないように「血」を補うほうれん草、なつめ、アサリ、牡蠣などや「肝」が好む「酸味」のある食材で肝の働きを正常にもどすのをサポートしたりすることが大切です。
質のよい「血」で肝を満たし、不規則な生活で「血」を消耗しすぎないようにして、「気」の巡りを整えていくことで「肝」をケアしていくことができます。
食生活以外でも、生活のリズム、特に寝る時間、起きる時間を一定にすることや、体を動かして巡りを維持することも役立ちます。
アロマやハーブティーなど心地の良い香りを取り入れてもいいですね。
早寝早起き、ゆったりとした服を着て、散歩やウォーキング、太極拳などもこの時期にはおすすめです。
この時期は、「気」の乱れで、イライラや不眠、肩こりやむくみなどのプチ不調が増える時期ですが、この「プチ不調」は心と体からの不調のサイン。
この小さな「サイン」を見逃さずに、体のメンテナンスを意識的に行うことで快適にこの時期を過ごしましょう。
また「気」が乱れるときは、足の甲の親指と人差し指の付け根の間に「太衝」というツボをマッサージすると肝の気を落ち着かせることができますので、合わせて取り入れてみてください。
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